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2010年第39回全日本470・展望と解説 by 外道無量院

11月20日から23日まで、新西宮ヨットハーバーをベースに第39回
全日本470級ヨット選手権・第24回全日本女子470級選手権大会、いわゆる全日本470が開催される。

今回は、アジア大会出場中の原田/吉田組、近藤/田畑組が欠場の為、見る側にとっては物足りない感はあるが、出場選手にとっては、「全日本470チャンプ」というビッグタイトル獲得の絶好のチャンス到来でもある。

それでは、有力選手を紹介しながら、展望してみる。




男子

松永鉄也(スリーボンド・同志社大OB)は、北京五輪代表を、最終選考となった2008年ワールドで日本勢唯一のゴールドフリート進出であっけなく勝ち取り、周囲をビックリさせた。その後、五輪本番でも健闘して7位入賞。五輪後は、暫く470での活動を休止していたが、今年のナショナルチーム選考で復活。クルーを上野太郎(同志社大OB)から今村公彦(第一経済大OB)に代え、原田に次いで2位通過、と流石に五輪代表選手の貫禄を示した。その後もワンデザイン・メルゲス24・キールボートでの活動などで、セーリングの幅を広げながら、今までの五輪キャンペーンとは一味違う展開を見せている。日本男子470級では、過去、1976年・モントリオール五輪で470級採用以降、全ての9回で代表を決め、8回代表選手を送り込んでいる(1980年・モスクワ五輪は、三船和馬/箱守康之組が代表決定も、JOCとして不参加)が、実際に五輪代表として出場した選手として「全日本470チャンプ」のタイトルを持たないのは、選考過程で物議をかもした末のシドニー五輪代表・浜崎栄一郎/宮井祐治組(関自工)と松永しかいない。アジア大会との兼ね合いで、2連覇中の原田龍之介/吉田雄吾組が不在の今回は絶好のタイトル奪取のチャンス到来だ。

今年、是が非でも手に入れておきたいタイトルだろう。

日本セーリング五輪史上、数々の代表を送りこみ、かつ、男子唯一のメダルをアテネ五輪で獲得した関自工チーム。その「名門」チームの後継者として、石川裕也(日大OB)/柳川祥一(福大OB)組も、このタイトルは是が非でも欲しいところだ。原田/吉田組の後塵を拝しての2年連続での2位。過去2年の再現で、順番通りならば今年こそ優勝だ。但し、関一人コーチ(アテネ五輪・銅メダリスト)の現役時代と異なり、夏季は欧州遠征、冬季はオセアニア遠征とフルタイムセーラーとして時間も資金も潤沢に使えた時代とは異なり、練習量や海外遠征の激減は否定できない。その影響が出たのか、NT唯一のワールドでのシルバー落ちが、やや気にはなる。

今年、念願のナショナルチーム入りを果たした市野直毅(関西学院大OB)/吉見亮平(福岡経済大OB)組(セラヴィST)。市野の高校時代の恩師でもある堀川正志(福岡大OB)コーチの帯同を得て、春先から初夏にかけて3ヶ月間の長期欧州遠征を敢行した。仕上げのワールドでは原田/吉田組、松永/今村組とともに、ゴールドフリート入りを果たし、NTの面目を保った。帰国後は、千葉国体で優勝。「鬼コーチ」・雜賀秀夫・チームスポンサー、大学時代の恩師・河野健二・チームGMのサポート体制も万全。市野は、1988年生まれのNT最年少。「伸び率」から言っても、原田を欠く今回のメンツなら、「タイトル」に手が届いても不思議はない。

その他では、前田弘樹/野呂英輔組(SPN)、長橋誠/田淵靖彦組(アルファウェーブ)、高橋洸志/杉浦弘明組(豊田自動織機/トヨタ自動車)、阿部幸久/森田栄納介(山口県連/オルボルグ)、渡辺哲雄/八山慎司組(SPN/福大)、そして、高校時代にIHを制し、4年前のアジア大会・男子420級で銀メダルを獲得したコンビを復活させた飯束潮吹/古谷信玄組(日経大/早稲田大)などが上位争いを展開しそうだ。特に飯束は、今年、NT以外として唯一、ワールドに参戦した。その成果を見せられるか?

面白いところでは、奈良大樹/東野竜弥(同志社大)と奈良充規/伊勢木仁(大塚倉庫/関西大学)の親子対決。かつて、五輪を目指した父親(近大OB)に対し、大学生となった息子が挑む。父は1997年第26回全日本470級で準優勝の実績がある。息子の高校入学頃から徐々に現役復帰を果たし、ついに今年は全日本での親子対決実現となった。昨年の「鈴木親子ペア出場」に次ぐ、話題になろう。

女子

吉迫由香(ベネッセ・同志社大OG)は、アテネ五輪終了後、ベネッセに移籍。以後は大熊典子(ベネッセ・長崎大OG)とペアを組んで五輪キャンペーンを続行中である。北京五輪代表争いでは近藤/鎌田組に敗れ、その後も、鎌田奈緒子に代えて田畑和歌子(第一経済大OG)とペアを組んだ近藤・アビームチームには敗戦続きの印象だが、彼女達が欠場の今回は、逆にベネッセの独壇場だろう。というか、女子ペア僅か10組で近藤/田畑組不在のこのシリーズなら、女子間「オールピン」を取るくらいの圧勝を期待したい。

上に名前を挙げた男子勢をも蹴散らしての「快走」まであるか?

大学入学時の「素人同然」(岡村・日経大コーチ談)の状態から、僅か3年目で、全日本女子インカレのタイトルを奪取し、男子相手の全日本インカレでも強風の最終レースに起用されるや、見事に3着、と実力を示した徳重エリカ/安田真世組(日経大)。若手の成長株、そして「学生チャンプ」として何処まで通用するか、楽しみだ。

2年前の女子インカレ・チャンプ・スキッパーと3年前の女子インカレ・チャンプ・クルーが組んだ村濱沙耶(明治大OG)/板倉広佳(日大OG)組(グローバルコム)。活動目的やチーム方針が今ひとつピンとこないのだが、「五輪キャンペーン」なら、ベネッセチームに絡むくらいの展開を見せて欲しいものである。

まとめ

男子

◎・・・・・・・・・・松永鉄也/今村公彦組(スリーボンド)
〇・・・・・・・・・・石川裕也/柳川祥一組(関東自動車工業)
▲・・・・・・・・・・市野直毅/吉見亮平組(セラヴィセーリングチーム)
△・・・・・・・・・・前田弘樹/野呂英輔組(SPN)
△・・・・・・・・・・長橋誠/田淵靖浩組(アルファウェーブ)
△・・・・・・・・・・阿部幸久/森田栄納介組(山口県連/オルボルグ)
△・・・・・・・・・・高橋洸志/杉浦弘明組(豊田自動織機/トヨタ自動車)
△・・・・・・・・・・渡辺哲雄/八山慎司組(SPN/福岡大)
△・・・・・・・・・・飯束潮吹/古谷信玄組(日本経済大/早稲田大)

女子

◎・・・・・・・・・・吉迫由香/大熊典子組(ベネッセ・コーポレーション)
〇・・・・・・・・・・徳重エリカ/安田真世組(日本経済大)
△・・・・・・・・・・村濱沙耶/板倉広佳組(グローバルコムサービス)


以上、参加各位の健闘と幸運を祈る!

合掌

外道無量院
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記事の選択

学生ヨットに予測記事を書かれているのは お嬢さんが現役だから 
応援したい親心と拝察していました。

お嬢さんが4年生で引退されて、これで やっと 貴方の一記述も 終わると思っていたら
今度は 何故、全日本470の記事?

外道無量院が 今度は 大人の競技まで進出か
と すでに話題になっています。 

書かれる選手達は  お嬢さんを含めて
◎だの ▲だの、
競馬新聞の馬の様に扱われることを 喜んでいるでしょうか

貴方の記事を見るとき、
レギュラーにもなれないのに 仕送りをやりくりしながら一生懸命頑張っている学生選手達の顔にまで
競馬の馬の布マスクをかぶせられたようで 少なくとも私は親としてたいへん不愉快でした。

百歩譲って

セーリング界を盛上げるというような純粋な思いを 
もし、お持ちで書いていらっしゃるなら

アジア大会も レーザーも マッチも 全日本スナイプも 

全部 
”予測”やら”展望”やら 終った後の ”解説” を 書かれるべきでは??

[ 2010/11/17 13:04 ] [ 編集 ]

親御さんのお気持ち、痛いほどよくわかるのですが、同時に、私は少し残念な気持ちになりました。

◎、○、▲などの評価は競馬だけでなく、競輪、競艇、オートレースなどでも使われます。また、競馬関係者に対しても少々偏見を持たれてらっしゃるようです。競走馬を操るのは、それを職業としている人間です。しかも、◎等の評価されるのは競走馬+人間です。

実は、学生、選手達は喜んでます。
同時に、なに言ってんだ、評価が低いと唇をかみ締めてます。
客観的立場から、痛烈な意見で評価してもらうことで、学生たちは更に精進したと思いますよ。マスコミに取り上げられるメジャーなスポーツはもっと厳しい評価を個人にしていますし。

学生たちはレース前にこの評価を非常に気にしていたと思います。と同時に、現実を知らされたと思います。気合も入ったでしょう。今後も外道無量院さんの"痛い"評価を期待しています。
[ 2010/11/17 14:52 ] [ 編集 ]

単なるピンボケなんじゃない?

大学生親さん、

RACEを英和辞書で引くと、「競馬、またはヨットレース」、と訳される欄があるくらい、競馬はメジャーです。競馬サークル、及び競馬ファンが現在のヨット関係者及びヨットファン?に比べて何倍いるかご存知なんですかね?また、私の「特別版」にどのくらいの要求があるかも知らないくせに、すっとぼけてピント外れな事を書いていると、恥の上塗りになると思いますよ。

現在開催中のアジア大会、日本選手が参加している競技のほとんどが日々、途中経過を含めて毎日報道されているのに、なぜ、「セーリング」が載らないのか?10~12年ほど前まで、日々、「何回戦終えて何位」くらいの報道はなされていましたが、この10年ほど、最終結果しか載らなくなりました。(五輪含め)

タダでも観客がほとんどいないのに、この1点をとっても、他の競技に比べ、選手が可哀相だとおもいませんか?そう思ったから書き始めたのです。

「本編」は読んでは頂いているようですが、どれほどのレース(時間も数も)を見てこないとあの内容を書けないか、想像もつかないのですかネ?

私は、最近のマスコミに、世間に、あなたが言う競馬などは比較にならないほど、「セーリング」自体が、軽く扱われている事に危機感を持ってます。

私に文句あるなら直接言うなり、書いてくれば良いのでは?

議論でも、望むなら腕力でも、、いつでも相手になりますよ。
[ 2010/11/17 17:31 ] [ 編集 ]

「大学生の親」って、もしかしてあのモンペ!?
それじゃ、元が抜けてませんか?
それとも、あのサングラスが似合わない、最近、やけにハゲてきたあの親父ですかね?
[ 2010/11/18 01:10 ] [ 編集 ]

観客がいなければ・・・

大学生の親さんへ

何か勘違いされていませんか。
セイリングファン向けに書かれた内容と思いますので、気に入らなければ読まなければよいのです。
好きでなければ、スポーツ新聞など見ないのと同じです。

マスメディアどころか、専門誌にすらろくに取り上げられていない状況では、選手たちこそ気の毒です。
大学生ならお子さん自身が、自分たちのスポーツがマイナーであることや社会性のなさにもっと危機感を自覚すべきでしょう。


ストリッパーだって・・・・・、
観客がいなければ裸にもなれず、踊ることも出来ず、わが身が惨めになるだけ・・・、悲しいだけです。
褒められても、けなされても、観客が燃えてくれるうちが華なのです。


[ 2010/11/18 01:22 ] [ 編集 ]

外道さんが書いているのは、「展望と解説」、そして「総括」です。

「予測」なんて読んだこと無いのですが?

私は、分かりやすい外道さんの文章、内容も文の出来も非常に良いと思ってます。

[ 2010/11/18 11:22 ] [ 編集 ]

大学生親さん、

題名の、「記事の選択」に関しては、インカレと全日本470ほど、レーザーやマッチレースなどは、同等に取り上げるに値しない、とも言えませんかね?

レーザーは、ナショナルチームの選手でさえワールドではブロンズやエメラルド、マッチレースはそれほどでも無いでしょうが、470のようにワールドサーキットで世界の一線級で戦えるスキッパーは?全日本スナイプは熱心系がまだまだ多くて評価が分かれるところでしょうが、幾ら「シリアス」と言っても、その先にオリンピックが見えているフルタイムやプロみたいなセーラーが沢山出てくる全日本470と比較すると、果たしてどちらがより「シリアス」か?やはり、現在の日本セーリング界の構図で言うと、シリアス度のNO.1、2はインカレと全日本470で仕方ないのでは?

オリンピック代表選考は、また、別次元でしょうけど。

インカレは、セーリングのレベルではなく、大学スポーツとしての興味、そして、そのシリアスさ、OB含むファンの多さ、で注目度が高いのでしょう。

シリアスなところにドラマあり、私は、そんな感じで取り上げている気がしています。いいじゃないですか!

そんな事より、何か、嫌味な印象が残る文章で、外道さんに恨みでもあるのでしょうかね?
[ 2010/11/19 23:33 ] [ 編集 ]

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