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2010年第75回全日本インカレ展望と解説 by 外道無量院

今月末、第75回全日本学生ヨット選手権、いわゆる全日本インカレが、愛知県蒲郡市海陽YHにおいて開幕する。

日程及び参加チームは以下の通り。

日程

10月29日(金) 10:00~受付・計測
10月30日(土) 09:00~引き続き受付・計測、15:00 開会式
10月31日(日) 09:00第1レース・スタートの予告信号(最終予告15:30迄)
11月1日(月)  09:00その日の最初のレース・スタートの予告信号(同上)
11月2日(火)  同上
11月3日(水・祝)同上。但し、13:00以降のスタート予告信号は無し。
          17:00 閉会式 (全11レース予定)

参加チーム
470級(24校)

北海道:小樽商科大
東北 :東北大
関東 :慶應義塾大早稲田大日本大中央大明海大法政大明治大
中部 :愛知大静岡大、愛知工業大
近畿北陸:同志社大金沢大、龍谷大
関西 :関西学院大関西大甲南大
中国 :鳥取大岡山大
四国 :徳島大
九州 :日本経済大福岡大九州大

スナイプ級(24校)

北海道:小樽商科大
東北 :東北大
関東 :早稲田大日本大慶應義塾大横国大明治大中央大法政大
中部 :名古屋工業大、名古屋大、三重大
近畿北陸:同志社大金沢大京都産業大
関西 :関西学院大関西大和歌山大
中国 :岡山大鳥取大
四国 :徳島大
九州 :鹿屋体育大九州大福岡大

*両クラス揃っての出場、すなわち「総合優勝」を争うのは17校。

今大会の焦点は、日本経済大の「470級3連覇」、早稲田大の「スナイプ級2連覇」、そして、「総合3連覇」が成るか、であろう。

歴史を紐解いてみよう。

「同一クラス3連覇」は、A級単独開催だった昭和21年(1946年)第11回大会までは全く無く、昭和22年(1947年)第12大会以降のA級+スナイプ級の「総合」のみを優勝としてきた制度を変更し、昭和43年(1968年)第33回大会で「クラス別優勝」を採用以降、昭和58~61年(1983~86年)の期間に4連覇を達成した日本大・スナイプ級以外にはなく、470級では昭和48年(1973年)第38回大会でA級に代えて470級を採用以降、過去に成し遂げた大学はない。

「470級3連覇」は、立命館大が2回、日大、第一経済大(現・日本経済大)が各1回、過去に挑戦しながら、いずれも失敗した。(合計4回)
史上5回目、自身2回目の挑戦となる日本経済大、今回はどうか?

一方、「総合3連覇」は、昭和35~37年(1960~62年)第25~27回大会に3連覇した同志社大、そして昭和60~63年(1985~88年)第50~53回大会の期間に4連覇した同じく同志社大、そして、平成10~12年(1998~2000年)第63~65回の福岡大の2校以外にはなく、これもかなり難しい、と歴史は物語っている。昨年、初めて総合連覇を達成した早稲田大が、「同志社大」、「福岡大」に続き、史上3校目として、その名前を歴史に刻む事が出来るか?

ちなみに、関西学院大が3回、日大が2回、福岡大、立命館大が各1回総合3連覇を阻まれている。失敗は合計7回だ。

単純計算すれば、データ的に言える早稲田の総合3連覇達成の確率は、3/10=30%である。

*昭和43年(1968年)第33回大会~昭和53年(1978年)第43回大会の期間、「クラス優勝」のみを表彰対象とし、「総合」を正式な表彰対象としなかった期間を除く。

以上、日本経済大と早稲田大は、共に今大会は、「歴史への挑戦」となる。


それでは、クラス毎に有力校の戦力を解説しながら展望してみよう。








470級

誰が予想しても、今年の「本命」は同じだ。

日本経済大は、2連覇中ではあるが、実は毎度インカレ独特の雰囲気に呑まれるのか、シリーズ序盤は苦戦が続き、 最終日の最終レースでからくも同じ関西学院大を逆転しての勝利だったように、決して楽勝してきた訳ではない。

今年は、3年前の個選チャンプ・富岡潤貴(現・中商事)が卒業で抜けたとはいえ、スーパールーキーの土居一斗(1年・福岡第一)が加入し、飯束潮吹(4年・福岡第一)、岡賢志(4年・高松工芸)と残るレギューラー陣スキッパーの力は昨年同大比で優るとも劣らない。クルーの動きを見ても大嶋龍介(4年・東海第二)、今村亮(2年・羽咋工)、外薗潤平(2年・鹿児島商)ともに素晴らしく、何処をとっても他のチームに劣る要素は見当たらないのだ。

日本経済大は、平成15年(2003年)第68回大会で初出場・初優勝(当時・第一経済大)を飾るや、翌年も連覇して、平成17年(2005年)第70回大会で、3連覇に挑戦した事がある。田畑和歌子(現・アビームコンサルティング)、谷口斉謙(現・島精機)、新居健太郎(現・香川県ヨット連盟)というナショナル・チーム級のスキッパーを揃え、大本命として開催地の江の島にのり込んだ。しかし、石川裕也(現・関東自動車工業)、森銀二、長橋誠(現・アルファウェーブ)を擁する日大がそれを阻止して優勝を奪取。さらには、早稲田、福岡大、法政大にも遅れをとり、優勝した日大とはダブルスコア近い大差をつけられての5位に敗れた事は記憶に新しい。しかし、過去に達成されていない「470級3連覇」、とは言っても、日本経済大にとっては、7回の出場中5回の優勝と考えれば、「勝率71.4%」、とも解釈出来るのだ。

敢えて不安要素を探せば、「個選ショック」の後遺症だけだろう。

「敵」は、他のチームではなく、「己自身」のみだ。

関西学院大は、日本経済大がインカレで敗れた「2敗」のうちの一つの「殊勲校」で、2007年にクラス優勝を果たした。その後も昨年までは、2年連続の準優勝。しかし、今年は過去4年間チームの大黒柱だった市野直毅(現・セラヴィST)卒業の穴を埋めきれていない感がある。小栗拓也(4年・中村三陽)は、健在だが、2番艇の笠井大樹(3年・啓明学院)、3番艇の西尾駿作(1年・関学高等部)を含む3艇合計の総合力が、現在のところ昨年同大比でやや劣る事は否定できない。関西インカレでは、強風となった初日に、ライバル関大の3番艇が相次ぐトラブルによって自滅(2レース連続でDNC)した事で序盤から大差が開き、非常に楽な展開だった。最終日には若林沙優実(3年・星林)をスキッパーに使うなど、余裕の楽勝パターン。

しかし、7m/sec以上吹けばともかく、細かく見ると、3~6m/secの最も多く想定される風域においては、関大の1、2番艇に上りの平行位置で単純に走り負ける場面があり、単純な上りのスピードに改善の余地が残る内容だった。中野裕介(4年・中村三陽)、俣江広敬(1年・関学高等部)、堀切勇志(4年・須磨学園)ら、豊富な練習量に支えられたクルー陣に力があるので、フリーで抜き返してしまう事も多く、成績表には大きく表れなかったが、現在のチューニングか何かに問題が有るのか?逆に、ココさえを改善出来ればかなりの戦力アップに成りそうではある。

創部史上初めて全日本個選での470級チャンプ・河合龍太郎(4年・塾高)/小川晋平(2年・塾高)組を生んだ慶應義塾大。2、3番艇まで、クルーを含めて全て昨年来のメンバーが健在で、今年は、準優勝候補の筆頭に評価できよう。特に、2、3番艇は、秋山玄(3年・慶應藤沢)、飯野啓太(2年・塾高)というスキッパーより、渡部博斗(4年・塾高)と中澤太郎(4年・逗子開成)というクルーの方に力があるように見え、今年の好成績の大きな要因になっている。関東インカレでのエース・河合艇は、5着以下ですべてのスコアをまとめる安定した強さを見せ、終始チーム全体をリード。強風となった初日こそライバル早稲田と僅差だったが、軽・微風となった2日目以降に一気に引き離して、終わってみればて80点差の楽勝であった。

日本経済大とは対照的に、昭和8年(1933年)の第一回大会優勝の古豪・名門ではあるが、現在の4年生が1年生の時は、スナイプを含めて全日本インカレには出場すら出来なかったチームが異例の早さで復活している。

史上3校目の「総合3連覇」という偉業に挑む早稲田大は、毎年出現し続けて来た救世主的存在だった「ルーキー・レギュラー・スキッパー」が今年に限り不在なのが気掛かりではある。昨年のリクルートを失敗したか!?スナイプは卒業したスキッパーがいないので救われるが、新郷雅史が卒業で抜けた470はそうはいかない。3年ぶりに春も秋も関東インカレで勝てなかった事が、明らかな戦力ダウン(同大比)を象徴していないだろうか?今年は、大目標達成の為、470は順位云々よりも、「総合」を争いそうなライバルチームとの点差を開かれない事に優先順位を置いた戦い方がより重要になる。

特に、インカレ初陣となる3番艇スキッパー・西村元(3年・清風)のスコアをまとめる為、エースクルー・今井充(4年・早大学院)がどうリードするかが最も重要だ。それでも、昨年までと同様の、「分をわきまえた戦法」、のより一層の徹底が出来れば、「偉業達成」に一歩近づけるだろう。但し、西村が想定以上に叩いた場合に、畠山監督が焦って山口祥世(1年・長崎工)を投入する場面などが見られる場合はピンチか?

全日本個選では、関西大の「4番艇」扱いに長く耐え続けた大曲昭子(4年・長崎工業)/伊勢木仁(3年・関大一)組が快走して準優勝。昨年来のレギュラー・後藤沙季(3年・別府青山)を加え、2人の女子スキッパー陣が関西大470戦力の中心だ。昨年の牛窓では、序盤から善戦が目立ったが、サバイバルとなったレースと、最終日のトリッキーなコンディションに対応できず、大きく失速して涙を呑んだ。今年は同じ轍を踏む事もあるまい。この大曲、後藤の2艇は、全国レベルの男子相手でも上位で戦える事は実証済みなので、残る課題は関西インカレ大敗の原因となった、トラブルが頻発した3番艇だ。だが幸い、多くの他大とは異なり、部員が60名以上と多く「持ち駒」は豊富。一番好調な選手を選んで、3番艇に万全の整備を施し、早稲田同様に、「分をわきまえた戦法」で戦う事が出来れば、誰を使ってきても、ソコソコにスコアをまとめる力は有る。もっとはっきっり言うと、前述の早稲田・西村元と同じ程度の力を持つ3番艇のスキッパー候補なら、幾らでもいるだろう!?

その他、同志社大・中岡弘章(北嵯峨)、中央大・川添正浩(生田東)は、エース艇に相応しい力がありそうだ。日大は逆にエース不在ながらも、3艇が平均以上の同じ力を持っているので、入賞圏内以上では争う事になりそうだ。


結論

「己自身」以外には、全く敵がないように見える日本経済大が不動の大本命。

今年は特に、日本経済大と他の有力校では、「目指すのも」が、大きく違っているのだ。

他の有力校は、「470級クラス優勝より総合優勝重視」、とも思えるので、470級としては史上初のクラス3連覇達成は、濃厚とみた。

2番手争いの筆頭候補には、エース・河合主将を中心にまとまりを見せ、関東インカレを大差で圧勝した慶應義塾大。「対抗」とする。

以上をまとめて負かせるだけの「単穴」評価は無しだが、慶應を含んでの「準優勝争い」は混戦。関西学院大、関西大、早稲田大、「インカレ巧者」の同志社、日大までは可能性を持つだろう。

特に、「早慶関関」は、接戦になればなるほど、いずれも、「総合優勝」をにらみながら、1レース毎に得点経過を計算し、マークする相手を考えながらの戦いが繰り広げられそうだ。さらに掘り下げれば、片クラス特化の日本経済大以外の有力校は、スナイプで有力と思える早稲田に、「470で如何に差をつけておくか」、が共通した課題である。

総合優勝が大目標の慶応義塾、関西学院、関西大は、470では、早稲田だけにはリードを許したくない。

他での注目は、4年前から国府田監督が率い、今年、新体制後初の復活を果たし、「忙し過ぎるコーチ」・高木克也(日大OB)が指導する明海大と、上塚監督率いる甲南大の艇速を、たったの1週間で大幅に改善して全日本に押し込んでしまった、知る人ぞ知る、「バリなプロ・コーチ」、山本悟(福岡大OB)の「ヤント・マジック」。

「プロのコーチング」に興味のある方や専門家筋は、営業スタイルが対照的なこの2名の異なるプロ・コーチがチューニングした470の「ボートスピード」に注目。


◎・・・・・・・・日本経済大
〇・・・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・・・関西学院大
△・・・・・・・・関西大
△・・・・・・・・早稲田大
△・・・・・・・・日本大
△・・・・・・・・同志社大
注目・・・・・・明海大、甲南大


スナイプ級

僅か3レースに終わった昨年の大会ではあったが、創部史上初のスナイプ・クラス優勝を飾った早稲田大。レギュラーメンバー6名中スキッパー3名全員とクルー芝尾航(4年・日大二)1名の計4名が残る強力な布陣。主将・古谷信玄(4年・福岡第一)は、昨年、今年と関東個選を2連覇したあと、先月には、ついに念願の全日本個選チャンプのタイトルを手に入れ、名実共にエースとなった。2番艇の木内蓉子(4年・湘南)も昨年の個選チャンプだ。昨年は、クルー・鈴木恵詞(当時主将、現・電通)にリードされる感が強かった3番艇・加藤文弥(2年・海津明誠)も、分裂派から寄付された辻堂新艇を割り当てられ、いよいよ「一人立ち」か?メンバー的に、昨年の優勝がフロックで無い限り、2連覇は濃厚と考えるのが常識だろう。

関西学院は監督が交代し、国内外を問わず積極的に遠征していた方針がガラリと変わった。故に、今年は他水域との比較が難しいが、全日本個選と全日本女子インカレで見た内容と、同じ女子スキッパー・早稲田・木内蓉子をモノサシにして計ると、増川美帆(4年・博多女子)は、サバイバルなド強風という状況にでもならない限りは、男子相手でも充分にトップクラスで戦えそうだ。逆に、強風サバイバルになった場合は、西尾将志(3年・関学高等部)の出番。新艇のブッツケ本番だった全日本個選の時とは異なり、オクムラ新型艇・新型マスト「侍」にも慣れ、走りが大幅に改善した。蒲郡での決戦に備え、1年掛けて作った体格・体力を生かしてフリートをリード出来そうだ。微・軽・中・強風の、どこに転んでもリーダーシップを持って1、2番艇が3番艇・小栗康弘(1年・中村三陽)を上手くリード出る、という安心感から早稲田と好勝負出来る唯一のチームとみて対抗に評価する。関西インカレでは、一見僅差には見えるが、蒲郡本番に備えての実験なのか、強風・微風を問わず、スキッパー・クルーの控え選手を多様に乗り代えて使い、内容的には余裕タップリの圧勝に思えた。

春の関東インカレで早稲田を破った慶應義塾。小島朋之(4年・サレジオ学院)、国見優太(4年・塾高)、佐藤洋平(3年・秋田中央)という、ジュニア上がりのスキッパー3名を含め、クルー全員を高校以前からの経験者男子選手で固める。

前述の2チームが女子スキッパーを含む事で、体格的・体力的に優位で、蒲郡らしい強風シリーズとも成ればまとめて負かすチャンスは充分にあると思っていたのだが、強風となった関東インカレ初日に、その女子を含む早稲田に大きく水をあけられた結果にその期待は裏切られた。やはり、春インカレはマグレだったのか!?

塊島(げじま)監督、佐竹美都子コーチ(同志社大OG)のコンビが、本番までの3週間で、どう立て直してくるか!?

「信頼をおけるエース艇さえいれば・・・」、と惜しまれるのが今年の日大と関大。上に挙げた「優勝候補」チームの「3番艇」との比較では、どちらも4~5艇が優るとも劣らない力があるのは確かなのだが、逆に全国レベルでコンスタントに上位でまとめられるエース選手がいないのもまた共通した悩み。

しかし、日大は関東インカレで実際に慶応を破って準優勝し、男子で固めるその慶應を含め、比較的小柄・軽量なスナイプチームが上位評価をされていることから、体格で優る日大は強風シリーズになった場合、新たなステージへの活路を見出すか?この段階になっても、誰がスターティングのスキッパー、クルーで出てくるのか判断しかねる程の差の中で10名程の選手がひしめき合って競争している。

一方、関西大は、「全個選ゼロショック」からのリベンジを誓った関西インカレで、関西学院に返り討ちされた形になった。しかし、途中では一時的に逆転する瞬間もあるなどの進歩を見せ、最終日に乗り代わった新人スキッパーがトップフィニッシュを果たすなど、層の厚さは充分。

考えてみれば、主将・前田将(4年・境)はスキッパーとして、また、稲田健一(4年・鳳)と長尾昴(2年・中村三陽)はクルーとして、昨年のクラス準優勝を果たしたメンバーが半分残る。

昨年に優勝した早稲田が本命なら、準ずる評価を受けてもおかしくない。少なくとも私大としては部員数日本一の現在の隆盛を築き、良くも悪くもカリスマ性に富んだ田中満・前監督の交代劇ショックと、夏の「ゼロショック」のダブルショックを吹っ切り、元の自信を取り戻せれば、巻き返す力は充分にある、と見ている。

全日本個選で複数名が入賞した同志社と法政だが、全日本インカレで優勝争いをするには、両校とも部員が少なすぎる。同志社の3番艇は大学入学後にヨットを始めた3年生で、しかも入部は2年生になってからと聞く。いくら、初心者促成術に長けた同志社といえども、経験1年半では、まさか72艇の一斉スタートは捌ききれまい。法政は頼りにしていた主将が、何故か関東インカレでは全く出場せず、危うく予選落ちのピンチではお話にならない。他、海外遠征してきた中央、個選を辞退して地元でのトレーニングに徹した明治など、1~2艇は力があるチームは結構多いのだが、同様に3番艇に大きな不安を残していては、入賞はともかく、優勝争いには加われまい。全日本にまで来て、「部員が少ないので・・・」、と言ってはダメだ。

今年も半分近くの11校が出場する国立大勢。

スナイプなら、「頭脳と基礎体力」で勝負出来る場面も多く、健闘を期待する。

セレクションで、高校ヨット経験者を確保出来る私大勢の多くが部員不足に悩む反面で、流石に地元水域で私大勢を破って全日本にまで出てくる国立勢は、逆に部員数も豊富だ。その中でも特に盛り上がりを見せ、部内には高校での経験者も含み、かつ近年中に新艇導入などのハード面でも充実してきた金沢大と横国大。

彼らを筆頭にした国立勢が私大勢に対して、何処まで通用するかにも注目。

結論

◎・・・・・・・早稲田大
〇・・・・・・・関西学院大
▲・・・・・・・日本大
△・・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・・関西大
△・・・・・・・明治大
△・・・・・・・同志社大
△・・・・・・・法政大
注目・・・・・横国大、金沢大を筆頭とする国立大勢


総合

スナイプで2連覇を達成できれば、早稲田の総合3連覇の可能性はデータ上の数字=30%から45%程度にアップすると見る。ここ2年間、早稲田の470は、かつての爆発力は感じないものの、何と言っても非常に堅実な戦い方が徹底している印象だ。今年も、それさえ再現出来れば良いのだ。ただ、逆に、総合優勝を達成するには、スナイプ2連覇が、かなりのウェートを占めるとも思える。早稲田スナイプが優勝出来ない場合の総合優勝の可能性は、逆に15%に半減するだろう。そう考えると、「歴史」が証明しているように、そう簡単にはいかないか?

他の大学が早稲田を破るには、「470で早稲田に勝てる事」がまず、必要条件と考える。

470で早稲田にリードされたのでは、 その差以上を強力な早稲田スナイプを相手に逆点するのは難しい、と思えるからだ。

そうなると、「候補」は絞られる。

今年、実際に関東で早稲田470を春・秋の2度に渡って破っている慶應義塾、そして、今年は未対戦ながら過去3年間、早稲田には負けていない関西学院、そして、その関西学院と今シーズンは好勝負してきた関西大までか。

総合優勝する為に、470で早稲田にリードできれば、早稲田スナイプには「勝負」よりも「負けても僅差なら」でよいのだ。

ただ、慶應スナイプは、関東インカレで強風から微風までのオールラウンドに早稲田に大差をつけられた内容が非常に気にはなる。

対抗・関西学院、単穴・慶應義塾。

関西学院は、昭和24~25年(1949~1950年)、昭和31~32年(1956~1957年)、昭和40~41年(1965~1966年)と、3度の総合連覇が有りながら、その度に3連覇はすべて阻止された。今回、初めての総合連覇後の初挑戦で、簡単に早稲田の「3連覇」を許す訳には行かないだろう。上で述べたように、今年の関西学院は遠征が少なかったのだが、その少ない遠征での定期対抗戦、全日本女子インなど、個人戦である全日本個選を除き、「団体戦」ではすべて優勝しているのだ。

昨年までの早稲田が踏んだ道程に、どこか似ていないか?

4番手は、両クラスに持ち駒豊富な関西大とする。

以上、順番は別にして、「総合は早慶関関」の勢力図は、今年も不動という結論。

「番狂わせ」があるとすれば、上記4校にアルファベットが揃って付く様な「大荒れ」に成った場合に限り、「インカレ巧者」、の同志社と日大までが優勝争いに絡んでくる可能性を残す。


結論

◎・・・・・・・早稲田大
〇・・・・・・・関西学院大
▲・・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・・関西大
△・・・・・・・日本大
△・・・・・・・同志社

以上を選手の力関係からの展望・予想とする。

なお、恒例により希望者に限り、より深層に切り込んで結果を予想した「特別版」を配信する。希望者は、QZT00265@nifty.ne.jp まで、メールにて請求の事。

締め切りは10月29日(金)24:00。受付分には、10月30日(土)にメールにて必ず配信する事を約束する。

以上

参加各位の健闘と幸運を祈る!!

合掌

外道無量院
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人名表記に一部誤りがありました。訂正しました。
[ 2010/10/21 12:02 ] [ 編集 ]

慶應義塾は、総合だけでなく、470の優勝も狙ってます!!
[ 2010/10/21 19:02 ] [ 編集 ]

各校の目標と「展望と解説」は当然に異なります。
慶應が両クラスとも予選落ちして、全日本に出れなかった2007年の年度目標は「全日本完全優勝」でした。

根拠のない目標をあげる風潮こそマイナーの特性、という外道無量院さんのメッセージが読み取れます。
[ 2010/10/25 12:17 ] [ 編集 ]

何やら羨ましいお話ですね。

予選落ちした各校は、当然ながら代替わりし、新チームに生まれ変わっております。4年生はもう2度と学生として公式戦には乗れません。
どこが勝とうが負けようが、出場全校の4年生諸君、悔しさに涙して予選落ちして引退していった「出られない4年生」の分まで、思いっきり走って学生ヨット生活の最後を飾ってくれ!!
フレー、フレー、全4年生!!
[ 2010/10/26 21:50 ] [ 編集 ]

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